【ポケモン剣盾S29】罪サイクルネクロジガルデ【最終87位-1994】
こんにちは、しばのりと申します。
ポケモン剣盾ランクマッチシーズン29お疲れ様でした。
禁伝2体までOKという荒ぶる環境にて、初の最終100位以内を達成し、個人的にも非常に強力な構築が組めたと思ったので記事に残します。
ぜひ、参考にしていただければ幸いです。
↓動画での構築紹介はこちら
【構築経緯】
禁伝の中でも圧倒的な強さを誇り、環境に蔓延しているザシアンに強く出れないと話にならないと思い、禁伝の中でもザシアンに後投げができ、攻撃力・耐久力・積み技・回復技など全てにおいて高い性能を持つ日食ネクロズマを軸にした。
もう1体の禁伝は、かねてより自分がランクマをやる中で敵として当たったら嫌だなと思っていたジガルデを採用してみたところ、日食ネクロズマと相性補完もなかなかに良く、どんな状況でもワンチャンの勝ち筋が生まれる「へびにらみ」の虜となり、ジガルデと共に悪事を働くことに決めた。
次に、自分が状態異常を喰らうのは死ぬほど嫌いなので、ミストフィールドで僕らを守ってくれるカプ・レヒレを採用。日食ネクロズマとジガルデとのタイプ相性補完にも優れている。
次に、地面技の一環を切りたいなと思い浮いているポケモンを探した。ダイジェットアタッカーとしても戦ってほしかったので無難に最強のサンダーを採用。
次に、ランクマを戦っている中でカイオーガが辛すぎたため、カイオーガに後投げできるポケモンを探した。特性「ちょすい」や「かんそうはだ」、「よびみず」のポケモン達を試したが、全て絶対零度カイオーガに消されたので最後の手段としてヌケニンを採用した。
ここまでで黒バドレックスに全てを破壊されるメンツとなっているので黒バドに強いポケモンを探した。最初はバンギラスを採用したが、すなおこしと日食ネクロズマの回復技が相性悪すぎて別のポケモンを探したところ、ブラッキーにたどり着き、黒バドレックスやイベルタル、ワンチャンカイオーガも相手できるような変則的な型として使ったが意外としっくり来たので採用し、構築が完成となった。
【型紹介】
わんぱく
H244 A4 B116 D140 S4
H-B陽気ザシアンのインファ確定2耐え
H-D余りでなるべく高く
AS余り
技構成
本構築の要であり、ザシアンに後投げできる最強のポケモン。
日食ネクロズマは竜舞型の物理アタッカーや瞑想型の特殊アタッカーも存在するが、龍舞型は1積みでは素早さでザシアンや黒バドを抜けない点と環境に多いヌオーに止められると思ったため不採用。瞑想型は防御が上がらないためザシアンに強いか疑問だったので不採用となった。
特性のプリズムアーマー(効果抜群の技のダメージが3/4になる)と弱点保険の相性が良く、コスモパワーで耐久を上げると生半可な等倍程度の攻撃では突破されなくなり、弱点をつかれれば弱点保険により火力が上がるため相手を返り討ちにできる。
技も優秀で、メテオドライブは相手の特性を無視して攻撃できるし、アシストパワーはコスモパワーやじゃくてんほけんが発動すると火力が化ける。物理と特殊両刀にしているため、受けループにも強い。回復もできるし非の打ちどころがないと思う。
ただし、回復技であるあさのひざしは天気によって回復量が上下する(晴れで上がり、雨・砂嵐・霰で下がる)ので注意。日食ネクロズマが自己再生なんて手に入れた日には強すぎてランクマ環境が終わるからこれは仕方ない。
ダイマックスしてもしなくても強く、この日食ネクロズマでほぼ全てのポケモンを見れるといっても過言ではなかった。
とにかく多くの対戦で大活躍してくれた!ありがとう!
ジガルデ(たべのこし)
わんぱく
H220 B36 S252
実はこのジガルデは大昔に育成しました。
この記事を書く上で努力値配分を確認してまさかのHSベースに驚いています。
Hは地球投げ等で身代わりが残る調整。Sは準速。Bは余り。
技構成
サウザンアロー・へびにらみ・みがわり・りゅうのまい
努力値を確認してみてあらびっくり。HSベースの龍舞ジガルデ。
素早さの速いジガルデは想定外の人も多かったらしく、素早さを切って耐久に振っているポケモン達の上から行動できるのが意外と良かった。
自分が素早さ主義者であるため、どんどん素早さと火力を上げていける竜舞が大好き。
ジガルデといえばとぐろをまく型が多いイメージだが、そもそも物理の耐久を上げてもザシアンに勝てるのか疑問すぎるため上から叩けばよくね?という天才理論。
龍舞が刺さった試合もあれば、とぐろをまくの方が良い試合もあり、ぶっちゃけ好みかなと思う。当然のことだが、そもそも相手がジガルデより遅いならとぐろをまくの方が良いと思う。しかし環境には早いポケモンも多いし、ジガルデの素早さを上げることで相手の上から攻撃するか、へびにらみするか、身代わり置くかの主導権を握れるのでそういう動きができるのも自分には合っていたかなと思う。ジガルデで突破は無理だなと判断したらへびにらみで麻痺らせて裏の日食ネクロズマの積みの起点にしたりと、やはり素早さは正義だなと実感できた。
ジガルデを初めて真剣に使ってみたが、特性スワームチェンジのおかげでデフォルトでオボンのみを持っているような状態なので、雑に扱ってもかなりしぶとく行動できることに感激した。
サウザンアローはたとえ相手が浮いていてもダメージを与えられるし攻撃技1つで十分なのはかなり強力だなと感じた。
最後に、ここまで長々と語ったがジガルデの強さは結局へびにらみの麻痺にあると思う。どんな状況、対面でも勝ち筋が失われない悪いポケモン。
ありがとう(ゲス顔)。
おくびょう
B4 C252 S252
技構成
普通のスカーフレヒレです。
日食ネクロズマやジガルデとタイプ相性補完が良く、ミストフィールドによる状態異常の阻止、スカーフトリックによる相手の展開の妨害などあらゆる対戦で活躍してくれた非常に優秀なポケモン(トリック効かないザシアンは滅べ)。
特にスカーフトリックで相手の技を固定し、日食ネクロズマかジガルデのどちらかで積む動きがとんでもなく強かった(一環する技が少ないためどちらかの起点にできる)。
ただし、ミストフィールドとジガルデのへびにらみの愛称は良くないので、プレイングでカバーしてくれ!
シャドーボールはもともとれいとうビームだったが、一度ヌケニンがドヤ顔で出てきてムカついたのでシャドーボールに変更した(それ以来ヌケニンは出てこなかったが)。スカーフシャドボで黒バドレックスにも抗えるのでシャドーボールで良いと思う。
カプ・レヒレは見た目も性能もかなり好きなので今後もお世話になります。
ありがとう!
ブラッキー(ばんのうがさ)
おだやか
H252 C4 D252
黒バドやイベルタル等の特殊アタッカー意識でHDぶっぱ
技構成
悩みに悩んだ末にたどり着いた特防特化ブラッキー。
もともと黒バドレックス対策で採用したが、対黒バド性能はもちろん、下手な特殊アタッカー全般や、物理アタッカーに対してもつぶらなひとみによる先制Aダウンによって裏の日食ネクロズマやジガルデのサポートができる子に成長した。
持ち物は回復実(オボンのみ等)がほしい場面もあったが、黒バドレックス相手では木の実が発動しないため不採用。代わりに雨の影響を受けないばんのうがさを持たせることでカイオーガやガマゲロゲにも弱くはなくなった。
あくびやイカサマを切っているが、ブラッキーの目の前で積み技をする人はほぼいなく、起点にされることは少なかった。万が一起点にされそうになったらやばいなと思いちょうはつを入れているが、まもる等でもいいかもしれない(まもる採用なら回復技はねがいごとの方がいいかも)。
ちなみに、特性はシンクロを採用し相手のあくび展開やどくどくを相手にも移してやろうとか思ってたがあまりその機会はなかった(しかもシンクロは眠りに対応してないということを最終日にうたうラッキーに教わりました、なんでやねん)。精神力でもどっちでも良いと思う。
シーズン後半まであまり選出機会が無くどうしようかと思っていたが、最終日に死ぬほど活躍してくれたのでブラッキーが好きです。
ブラッキーかわいい!ありがとう!
サンダー(いのちのたま)
おくびょう
B4 C252 S252
技構成
ぼうふう・ライジングボルト・ねっぷう・はねやすめ
特に語ることはない、普通のアタッカーサンダー。
なんかサンダーでダイジェットしてれば勝てそうだなー、みたいなときに雑に選出してたが強すぎてビビる。
サンダー選出時は基本的にサンダーでダイマックスをしていたので電気技は火力の出るライジングボルト採用。ぼうふうの命中に悩まされることも少なかった。
ほうでん麻痺ワンチャンみたいなことはしていないのでとても良心的なサンダーですね。うん。
環境トップに君臨し続けるだけの性能はあるなあと改めて実感できた。
ありがとう!
いじっぱり
A252 S252
(ヌケニンってAS以外振るとこ無くない?)
技構成
ポルターガイスト・かげうち・おにび・こらえる
特性ふしぎなまもりによって効果抜群でない技のダメージを受けない。
カイオーガが辛すぎて初めて採用してみたが、扱いが難しいけどハマればニチャれる。
存在しているだけで相手の選出の幅を狭めたり、一定の圧力をかけれるのはとても良いと思ったが、ヌケニンが倒される瞬間、とても切ない気持ちになる。
さらにはシーズン後半になると全カイオーガが岩技を持っていたため活躍の機会が少なかった。きあいのタスキで無理やり1回以上は行動できるので必死に頑張る。
また、ポルターガイストという技が相手の持ち物を判別できるのでそこはかなり優秀だなと思った。
ヌケニン、頑張って生きてくれ。ありがとう!
【選出例】
基本選出。相手に黒バドレックスがいなければ基本OK。
3体の相性補完も良く、レヒレのスカーフトリックから日食ネクロズマかジガルデで積んでいく。相手が初手ダイマしてきそうなときはタイプ相性で受けることもできる。
サイクル展開にも積み展開にもできるかなり柔軟な選出である。
ただし、初手にレヒレを出す場合、特性の発動順などでスカーフバレをすることがあるため若干注意が必要。
対黒バドレックス構築の選出。
ブラッキーは確定で、黒バドと組んでるポケモンがだいたい日食ネクロズマで見れるのでこの2体+@の選出になることが多い。
黒バドに対してブラッキーをクッションにしつつ、日食ネクロズマと+@を通す流れを探す感じ。
ブラッキーが相手の攻撃や特攻を下げる手段を持っているため、対黒バド性能だけでなく裏のポケモンのサポートとしても優秀なので、実は色んな構築に選出していける可能性を秘めているかも。
岩技が飛んで来たらお陀仏。
カイオーガはザシアンと組んでいることが多い多いイメージなためヌケニンと日食ネクロズマを合わせることが多かった。
+@はカイオーガにタイプで有利なサンダーか麻痺バグ狙いのジガルデが多かった。
日食ネクロズマ+ジガルデ+@
迷ったら禁伝2体+@でいいと思う。
日食ネクロズマとジガルデのタイプ相性サイクルや、どちらもHPを回復する術を持っているのでなかなかにしぶとく、どんな構築相手でも突破口を見つけやすいと思う。
+@はなんでも良しなので、「やべえ、だれ選出しよう、、」となったら禁伝2体は連れて行こう。
なんやかんやできる。
【重いポケモン】
火力バカ高いし特防高いし雨降らせるしで日食ネクロズマもジガルデも動きにくすぎる。
ヌケニンでやっつけるか、サンダーで葬るか、ジガルデでなんやかんやするか、カイオーガの型次第でどう攻略するか変わるので安定しない。
遭遇した場合はジガルデでへびにらみをしてどうにかしてた。
いのちのたま型なら麻痺らせた時点で運げスタート。
ラム剣舞型は2回へびにらみをする必要があるが、火力アップアイテム無しのランドロスのA2段階上昇ダイジェットをジガルデは耐えるので、確実に麻痺を入れることはできる。
ちなみに、日食ネクロズマとランドロスが初手で対面した場合、初手ダイアースが飛んでこなければコスモパワーから入ることで日食ネクロズマが割と勝てます。
どうしようもないワケではないが、こちらのポケモンの動かし方間違えると一方的にやられる。
ダイマックスの打ち合いで勝てるポケモンはサンダーしかいないと思うので、うまくダイマックスをいなしたりした後に切り返して倒すことが多かった。
ちなみに、日食ネクロズマがコスモパワーを2回以上積んでいればダイマックス勝負で勝てます。
・ルギア
こちらもどうしようもないワケではないが、日食ネクロズマで突破するのは困難。
一番簡単なのはレヒレでスカーフトリックすることだが、ブラッキーでも見れると思う。
あまり遭遇しなかったので気にならなかった。
まだいるかもですが、あまり気にならなかったです。
【おわりに】
ここまで読んでくださりありがとうございます。
この記事が皆様の参考になり、ポケモンバトル界がより盛り上がってくれること祈っています。
また、この構築を元に更に強力な構築が生まれたりするととても幸せです。
これからもみんなでポケモン楽しみましょう!